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画質を落とさずに画像を圧縮する方法

公開日 2026年8月16日 · 5分で読めます

画像圧縮jpg圧縮webp画質ファイルサイズ
圧縮前後の画質を比較したイラスト

「画質を落とさずに圧縮する」という言葉は広告コピーのように聞こえますが、多くの場合ちゃんと 達成できます。コツは、目で違いがわからなくなるポイントを見つけること。写真なら60〜85、 フォーマットによって最適なレンジがあります。それ以下では輪郭が甘くなり、色グラデーションが にじむ。逆に大きく上回る値はキロバイトを無駄にしているだけです。

この記事では、JPG・WebP・AVIFごとに実用的な品質値の目安と、PNGを選ぶべき場面、 やりがちなミスを整理します。JPG、WebP、PNGの仕組みについてはフォーマット比較の記事もあわせてどうぞ。

フォーマット別のスイートスポット

JPGは非可逆の量子化を行います。品質値が低いほど、周波数情報を粗いグリッドへ丸めるため、 ファイルは小さくなりますがディテールが失われます。mozjpegやlibjpeg-turboなどの最新エンコーダなら品質80で、旧来のエンコーダが90で出していた視覚品質に匹敵します。Web用途の写真なら 75〜82が現実的なレンジです。

WebPはより新しい予測手法を使い、同等の見た目でJPGより25〜35%小さいファイルを作ります。 70〜80で十分な品質が出ます。AVIFはさらに効率が良く、50〜60でJPG 80相当。 価格はエンコード時間と、古いブラウザ向けのフォールバックが必要という部分です。

フォーマット推奨品質目安となる削減率
JPG (mozjpeg)75〜82オリジナル比 4〜8倍
WebP(非可逆)70〜80JPG 80より25〜35%小さい
AVIF(非可逆)50〜60JPG 80より40〜50%小さい
PNGなし(可逆)スクショ・ロゴで 2〜4倍
WebP / AVIF(可逆)なしPNGより20〜30%小さい

よくある5つのミス

SNSで写真を共有しているうちに画質がぼやっとしてしまうのは、たいてい次の5つのどれかです。 どれも避けやすいものばかりです。

  • 何度も再エンコードする。JPGを保存するたびにピクセルが変わります。品質80で 5回保存しても、1回保存と同じ結果にはならず、徐々に輪郭が甘くなります。
  • スクリーンショットをJPGで保存する。フラットな色面やエッジが多いスクリーン ショットでは、JPGのブロックノイズが一目で分かります。PNGか可逆WebPのほうが小さく、鮮明です。
  • 不必要にリサイズしてから圧縮する。4000pxの写真を800pxに縮小した上で低品質で 圧縮すると、情報を二重に捨てています。リサイズ後にできるだけ高めの品質で書き出すほうが、 小さくてシャープな結果になります。
  • メタデータをエンコードと一緒に残す。WhatsAppやSNSの圧縮ロジックは制御できません。 ブラウザ側でEXIFを落としておくと、画像データ本体は綺麗に保てます。
  • 1枚の画ファイルを全プラットフォームで使い回す。Twitterは5MBまで、Instagramは 自分で圧縮します。プラットフォームごとにフォーマットとサイズを揃えるほうが得策です。

可逆と「視覚的に可逆」の違い

用語を整理しておくと便利です。真の可逆圧縮はピクセルまで完全に保持されるもの。視覚的に可逆は、ピクセルは変わっているけれど人間の目ではわからないレベルのもの。 デザイナーのソース画像は前者を、Webで配信する画像には後者を選ぶのが現実的です。 可逆WebPでJPGの70%のサイズに収まれば、たいていの用途では十分すぎるほどで、わざわざ 非可逆を通すより安全です。

簡単なテスト:同じ画像を2つのタブで開き、JPG品質80と可逆WebPを見比べます。100%ズームで 違いがなければ可逆でOK。差が見えるなら、JPG 80のほうが安全策になります。

ImagEliteでのやり方

ImagEliteの画像圧縮ツールは、このあたりの判断をスライダーにまとめています。左にオリジナル、右に結果が表示され、 ファイルサイズも表示されます。品質を下げていって違いが見える直前でやめる—— それがあなたの画像にとってのスイートスポットです。

すべてブラウザ内で動くので、何度試しても待ち時間ゼロ、サーバーも関係ありません。 出力フォーマットを JPG、WebP、AVIF、PNG と切り替えれば、同じ写真に対してどのコーデックが 一番効くかも一目でわかります。JPGとAVIFの差が同じ写真で40%にもなることは珍しくありません。